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JAバンク(農協)でお金を借りる方法!厳しいといわれる審査条件や融資の流れ

JAお金借りる

地域密着型のJAバンクでは、希望に合わせてお金を借りられます。

JAバンクは一般の銀行と位置付けが違うため、気軽に利用してもいいのか分からない人も多いでしょう。

特に、JAバンクは農業従事者向けの金融機関といったイメージもあります。

農業従事者以外が借り入れできるのか、借入条件や融資サービスの詳細についてまとめました。

また、JAで融資を受ける際に気になる審査基準についても紹介しています。

JAでの借り入れを検討している人は、ぜひ参考にしてください。

目次

JAバンクは農家以外も利用できる地域密着型の金融機関

JAバンクは、上記のJA・信連・農林中金で構成する金融機関の総称です。

JA組合員の金融に関する業務を一手に担っています。

基本的には農家やJA組合員向けですが、農家以外の人も利用可能です。

全国どこでも利用できるメガバンクと違い、地域に密着した運営が特徴。

同じJAバンクでも、店舗によって提供されるサービスに違いがあります。

JAは、農業協同組合と呼ばれる協同組合で、農家の生活や農業を支え、よりよい社会を築く目的で運営されています。

農家への営農・生活指導だけでなく、資材の共同購入、農産物の販売、貯金の受け入れや生活資金の貸し付けといった様々なサポートを行っています。

JAバンクは農家以外も利用可能!申し込みに年収や勤続年数の利用条件あり

JAバンクは農家でない人も利用可能です。

JAバンクの融資も農家以外が利用できるサービスではあるものの、利用条件が細かく決められています。

覚えておきたいJAバンク融資サービスの利用条件は以下の通りです。

JAバンク各種ローンの利用条件

  • 組合員、または准組合員でなければ借りられない
  • 前年度の年収が200万円以上必要
  • 高額なローンは勤続年数1年以上必要
  • 申し込む店舗の営業エリアに該当している
  • JAが定める申込年齢をクリアしている

利用条件を見ると、一般のカードローンより少し厳しい基準で決められている傾向なため、いきなりJAバンクの店舗に行っても、利用条件を満たしておらず申し込めない可能性があります。

JAバンクでお金を借りたい人は、まずどのような利用条件があるか事前に確認しておきましょう。

JAバンクで借り入れするなら組合員となり運営に参加している必要がある

JAは、農業を営んでいる人や地域に住んでいる人が組合員となり、運営に参加する組織です。

そのため、JAの関連サービスを利用してお金を借りるには、組合員にならなければなりません。

JAバンクの各種ローンは、基本組合員のみしか利用できないサービスです。

JAの組合員は、以下の2種類に分けられます。

資格の種類 資格要件
正組合員 ・各JAが管轄する地域内において、5a以上の土地を耕作している、または年間30日以上従事している個人
・各JAが管轄する地域内で農業経営を行う法人
准組合員 ・各JAが管轄する地域内に住所があり、JAの事業を利用する適切な理由が認められる人
・1口1,000円の出資を行った人

農家でない人がJAから借り入れを希望する場合、まずは准組合員になる必要があります。

各JAが管轄する土地に住んでいるだけでは、組合員として認められません。

組合員になるための手続きが必要なので、借り入れを申し込む前に准組合員になる手続きを行いましょう。

JAの准組合員になるには最低1,000円出資するのが最もおすすめ

准組合員になるには、以下いずれかの条件をクリアしなければなりません。

  • JAの利用が適切であると認められる事業を行う
  • 出資する

最も手っ取り早く准組合員になる方法は、JAへの出資です。

JAでは、1口1,000円で最大3,000口(300万円)までの出資を受け付けています。

出資を行うと准組合員として認められ、組合員と同じサービスを利用可能です。

JAに認められる事業は基準が曖昧で、承認にも時間が掛かるでしょう。

JAバンクでの借り入れを目的に准組合員を目指すなら、出資をして手続きを完了させてください。

准組合員になるための出資金額は決められていません。

1口でも出資すれば准組合員になれるので、無理のない範囲で何口出資するか決めましょう。

准組合員になりたい人は、以下の必要な持ち物を持って最寄りのJA窓口に行ってください。

  • 印鑑
  • 本人確認書類(運転免許証や住民票)
  • 申込時に必要な出資金(現金)
  • 出資配当金入金指定口座

JAに出資すると、出資金額に合わせて配当金がもらえます。

あまり高額ではないですが、リターンがあるのはメリットです。

配当金の受け取りは、JAバンクの口座と決められています。

JAバンクの口座を持っていない人は、准組合員の申し込み手続き時に口座開設も必要です。

通帳印が必要なので、忘れずに持っていきましょう。

准組合員への申し込みは、JA窓口で「出資をしたい」と申し出るだけでOKです。

JAバンクの借り入れ利用は前年度の年収が200万円以上ある人のみ

JAバンクでは、借り入れする際の利用条件に年収の制限があります。

各ローン商品の年収制限は以下の通りです。

借入条件(年収)
住宅ローン 200万円以上
マイカーローン 200万円以上
教育ローン 200万円以上
リフォームローン 指定なし
多目的ローン 指定なし
フリーローン 指定なし
カードローン 指定なし

住宅ローン、マイカーローン、教育ローンを利用する場合、前年度の年収が200万円以上必要です。

金融機関から借り入れする場合、借りたお金を返済する「返済能力」の有無を確認されます。

年間を通して安定した収入がない人は、借り入れが認められません。

JAバンクでは「返済能力がある」と判断できる基準として、年収200万円と定めています。

たとえ仕事をしていても、前年度の年収が200万円に満たない人は借り入れできないので注意してください。

年収200万円を月収換算にすると、16万7,000円です。

月収16万円以上に満たない人は、他の金融機関を検討してください。

資金使途が自由なフリーローンやカードローンは、年収の規定がありません。

とはいえ、審査通過したいなら年収200万円以上あるのが理想です。

また、個人事業主や自営業の人は収入が不安定になりがち。

審査時に評価が低くなりやすいので、200万円ギリギリの年収では審査通過が難しい可能性もあります。

最低でも250万円~300万円ほどの年収を目安としてください。

JAバンクの高額ローンは勤続年数が1~3年以上でなければならない

JAバンクでは、年収だけでなく勤続年数も細かく決められています。

勤続年数が長い人は仕事が安定しており、収入も安定していると判断できるからです。

勤続年数とは、同じ職場に勤務した期間を指します。

JAバンク各ローンの勤続年数は、以下の通りに指定されています。

借入条件(勤続年数)
住宅ローン 3年以上
マイカーローン 1年以上
教育ローン 1年以上
リフォームローン 指定なし
多目的ローン 指定なし
フリーローン 指定なし
カードローン 指定なし

マイカーローンと教育ローンは1年以上、住宅ローンは最低でも3年以上勤続していなければなりません。

社会人として働いている期間が長くても、転職したばかりの人は申し込みできないので注意してください。

マイカーローンは18歳から申し込めるため、高校卒業後すぐに利用したい人も多いでしょう。

しかし、年収200万円以上かつ1年以上働いていなければならないので、新卒では利用できません。

最近仕事を始めたばかりの人は、勤続年数がクリアできるまで待ちましょう。

申し込む店舗の営業エリアに居住または在勤している必要がある

JAバンクは、店舗によって受けられるサービスやローン商品の内容が変わります。

「JAバンク」と大きくまとめられてはいるものの、各店舗ごとに独立して運営しているからです。

JAバンクでお金を借りる場合、以下の条件をクリアしている必要があります。

地区内に在住または在勤の方

(引用:商品概要説明書|JAぎふ

上記は、「ローンを申し込むJAが管轄している地域に住んでいる、または勤務していなければならない」という意味です。

例えば引用したJAぎふは、以下の地域を管轄としています。

  • 岐阜市
  • 羽島郡
  • 岐南町
  • 各務原市
  • 羽島市
  • 本巣市
  • 瑞穂市
  • 北方町
  • 山県市

JAぎふでローン商品を申し込む場合、上記いずれかの地域に住んでいるか、勤務していなければなりません。

上記の地域に該当しない場合、JAぎふでの申し込みはできないので注意してください。

JAバンクで借り入れしたい人は、自分が住んでいる地域を管轄しているJAがどこか必ず確認しておきましょう。

JAバンクの店舗・ATM検索ページから、自分が住んでいる住所を選択すればすぐに分かります。

JAが定める申込可能年齢をクリアしている

JAバンクのローン商品は、申し込みできる年齢が決まっています。

それぞれのローンごとに利用できる年齢が違うので、申込前に必ずチェックしておきましょう。

借入条件(年齢)
住宅ローン 20~66歳未満
マイカーローン 18~75歳未満
教育ローン 20歳~65歳未満
リフォームローン 20~75歳未満
多目的ローン 20~75歳未満
フリーローン 20~75歳未満
カードローン 20~70歳未満

特に気を付けたいのは申し込みの上限年齢です。

JAバンクは、他の金融機関では借り入れできない70歳以上の高齢者も利用できるのが魅力。

しかし、返済の負担が大きくなりやすい住宅ローンと教育ローンは、65歳までしか申し込みできません。

住宅ローンは66歳、教育ローンは65歳になった日から利用できなくなるので、利用を検討している人は気を付けましょう。

また、2022年4月から成人年齢が18歳に引き下げられました。

上記の法改正を踏まえ、18歳から自分名義での借り入れが法的に認められています。

しかし、JAバンクで20歳未満が利用できるローンはマイカーローンのみです。

カードローンやフリーローンといった自由な借り入れは20歳以上なので注意してください。

JAバンクの審査は厳しい?基準と通過するコツをチェック

JAバンクでお金を借りるには、必ず審査に通過しなければなりません。

JAバンクの審査は厳しいのか、通りやすさを知りたい人も多いでしょう。

結論から述べると、JAバンクの審査は厳しい傾向だと言えます。

年収や勤続年数を指定しているため、他の金融機関より申し込みできる条件が厳しめ。

他のカードローンは申し込める人も、JAバンクでは申し込めない場合があるからです。

JAバンクでは明確な審査基準を公表していませんが、重視されているポイントがいくつかあります。

審査落ちしないためにも、審査時にチェックされるポイントを確認しておきましょう。

JAバンクでは年収が高くて収入が安定している人が借りやすい傾向

JAバンクでは、他の金融機関より年収を重視していると考えられます。

消費者金融や銀行カードローンでは、毎月安定した収入があれば、年収の金額は問われません。

極論、毎月1万円ずつの年収12万円でも申込可能です。

しかし、JAバンクでは200万円以上の年収がないと申し込みできません。

他の金融機関より年収の金額も重視している傾向です。

基本的に、年収は高ければ高いほど審査時の評価が高いと考えておきましょう。

シフトを増やしたり夜勤を増やしたりと、少しでも収入を上げる工夫ができるなら取り組んでおくのがおすすめです。

JAバンクは正社員や公務員の人が審査で高い評価を得やすい

JAバンクでは、収入の安定性が重視される傾向だとご紹介しました。

年収の他に安定性を図る指標として用いられるのが雇用形態です。

JAバンクでは、申込条件に雇用形態の指定がありません。

パートやアルバイト、フリーターでも年収がクリアできるなら申込可能です。

ただし、審査においては公務員・正社員が高く評価されると覚えておきましょう。

終身雇用である公務員と、簡単にクビとなりにくい正社員は、長期的に収入が安定すると判断できるからです。

特に公務員がお金を借りる場合は、JAバンクに限らず比較的審査に通りやすい傾向です。

パートやアルバイトの人は収入が不安定になりがち。

収入があっても安定性の面でマイナス評価になる場合があります。

毎月の収入が固定給でない人は、JAバンクで借り入れに申し込む直近2ヶ月の収入を安定させておきましょう。

収入証明書として給与明細を提出した際に、安定性があると証明できるからです。

また、可能な限り勤続年数を長くするのも大切なポイント。

先程も紹介しましたが、転職直後で勤続年数が著しく短いと、審査で不利になります。

できる限り同じ職場に長く勤めた状態で審査に挑みましょう。

JAバンク以外の他社借入や支払い状況は必ず信用情報を通してチェックされる

借り入れする際の審査で、必ずチェックされるのが信用情報です。

信用情報とは、借り入れや支払いといったお金に関する履歴が記録された電子情報を指します。

JAバンクでは、審査時に信用情報機関に照会し、信用情報に問題がないかを確認します。

JAバンクの審査でチェックされるのは、他社借入の有無と支払状況です。

現時点でJAバンク以外からの借り入れがないかを確認します。

他社借入が多すぎると、返済能力を超える貸し付けになると判断され、審査に通過できません。

3社以上の借り入れがある人は多重債務となるおそれがあるため、審査通過は難しいと考えておきましょう。

また、各種支払いが滞り無く行われているかも重要です。

他社借入や他の支払いで延滞があると、審査では大きくマイナス評価となります。

「支払い意志がない」「支払い能力が不足している」と判断されてしまうからです。

JAバンクの審査へ申し込む前に、延滞している支払がないか確認しておきましょう。

また、少しでも支払いを進めておくのも大切です。

JAバンクは返済能力重視!借入希望金額は最低限の金額にするのがおすすめ

JAバンクは、返済能力に見合った貸し付けとならないよう慎重に審査が行われます。

年収に対し借入希望額が高すぎると、貸し倒れのリスクを抱えてしまうため、審査通過は難しいです。

せっかく借り入れするなら余裕を持った金額を借りたいを考えている人もいるでしょう。

しかし、借入希望額を高くするとその分審査が慎重になります。

借入希望額は必要最低限の金額に抑えてください。

JAバンクは満80歳までの返済が義務付けられている!高齢者は高額融資が難しい

JAバンクには、満80歳までに借りたお金を完済しなければならない利用条件があります。

  • 地区内に在住または在勤の方。
  • お借入時の年齢が満18歳以上75歳未満であり、最終償還時の年齢が満80歳未満の方。

    ※お借入時の年齢が満20歳未満の方は、親権者の同意が必要です。
  • 継続して安定した収入のある方。また、新卒内定者で、入社月の3か月前以降に借入申込みいただく方。
  • 当JAが指定する保証機関の保証が受けられる方。
  • その他当JAが定める条件を満たしている方。

(引用:マイカーローン

つまり、「80歳までに返済できない」と判断された場合、審査通過できません。

70歳の人がローンを組む場合、完済までに残された期間は10年です。

10年間で返済しきれる金額しか借りられないので、高額融資を希望しても審査に通らないでしょう。

例えば、70歳の人が200万円のローンを組んだとします。

80歳までに完済するためには、毎月17,000円以上返済しなければなりません。

高齢者は返済能力が低い傾向なので、上記のような高額融資は難しいでしょう。

完済までの期間が短い60代以上の人が借り入れする際は、必ず返済シミュレーションをしてください。

JAバンクの口座を普段から利用しておくと審査で高く評価される傾向

普段からJAバンクをよく利用している人は、審査で高く評価される傾向です。

JAバンク内での取引履歴が蓄積されるため、独自の信用情報が築けるからだと考えられます。

特に、給与振込口座をJAバンクに指定するのがおすすめ。

毎月必ず収入がある証明にもなるので、審査で有利になる可能性があります。

給与振込をJAバンクにしておくと金利優遇がある点からも、重視されていると判断できます。

JAバンクでの借り入れへ申し込む前に、給与振込口座を変更しておきましょう。

給与振込口座として利用している期間が長いほど、審査で高評価です。

JAバンクでお金を借りるなら目的別にローンを使い分ける

JAバンクでは、ユーザーの目的に合わせて様々な融資サービスを用意しています。

他の金融機関と比較しても好条件で借りられる場合が多いので、非常に魅力的なサービスです。

JAバンクで利用できる主な融資サービスは以下の通り。

  借入限度額 資金使途 借入可能年齢 借入条件
住宅ローン 10万円~1億円以内 住宅の新築、購入、宅地の購入、増改築、他金融機関からの借り換え 20~66歳未満 年収:200万円以上 勤続年数:3年以上
マイカーローン 1,000万円以内 自動車・バイクの購入、付帯費用、車検費用、運転免許取得費用、車庫建設費 18歳以上 年収:200万円以上 勤続年数:1年以上
教育ローン 10~1,000万円以内 入学金、授業料、学費、アパート家賃等教育に関するものすべて 20歳以上 年収:200万円以上 勤続年数:1年以上
リフォームローン 10~1,500万円以内 本人または家族が居住する既存住宅の増改築、改装、補修、住宅に付帯する施設の設備資金、他金融機関リフォームローンの借り換え 20~75歳未満 年収:指定なし 勤続年数:指定なし
多目的ローン 10~500万円以内 見積書・注文書・領収書等で資金使途が確認できる資金、事業性資金 20~75歳未満 年収:指定なし 勤続年数:指定なし
フリーローン 10~500万円以内 生活に必要な一切の資金、事業性資金 20~75歳未満 年収:指定なし 勤続年数:指定なし
カードローン 10~500万円以内 生活に必要な一切の資金 20~70歳未満 年収:指定なし 勤続年数:指定なし

農家以外も利用できるローンは上記7種類で、さらに農業向けローンも展開されています。

一般的な銀行と同じローン商品ばかりなので、使い勝手はいいと言えるでしょう。

それぞれのローンについて、簡単にご紹介します。

※JAバンクでは、利用する地域・店舗によって適用金利が変わります。
このコンテンツ内で紹介する金利は、すべて「JAなごや」の金利を一例として掲載しております。

住宅ローン
借入限度額 1,000万円以内
金利
(JAなごや)
0.85~2.475%
資金使途 住宅の新築・購入、宅地の購入、住宅の増改築、他金融機関からの借り換え
借入可能年齢 20~66歳未満
最終返還時年齢 80歳未満
借入条件 年収:200万円以上
勤続年数:3年以上

参照:住宅ローン|JAバンク

住宅を新築、または購入する資金を借りたい人は、住宅ローンを利用してください。

JAバンクの住宅ローンでは最大1億円まで借りられるので、ある程度の住宅資金なら支払いできるでしょう。

また、土地の購入にも充てられるため、土地からの購入を検討している人にもおすすめです。

高額融資となるため申込条件は厳しめですが、低金利でまとまったお金を借りられます。

マイカーローン
借入限度額 10万円以上1億円以内
金利(JAなごや) 1.950~3.210%
資金使途 ①自動車・バイク・除雪機(ともに中古を含む)の購入資金および購入に付帯する諸費用。
②自動車等の点検・車検・修理費用、保険掛金。
③運転免許取得のための資金。
④カー用品(カーナビ等)の購入資金。
⑤車庫建設のための資金。
⑥他社自動車ローンの借換資金(残価設定型クレジット含む)
借入可能年齢 18歳以上
最終返還時年齢 80歳未満
借入条件 年収:200万円以上
勤続年数:1年以上

参照:マイカーローン|JAバンク

車やバイクの購入を検討している人は、マイカーローンを利用しましょう。

マイカーローンでは車本体の購入資金だけでなく、付帯する商品の購入資金、車検や保険の掛け金として使えます。

借入に必要な手数料も資金使途として認められるので、収入が少なくて生活に余裕がない人も利用しやすいのがメリットです。

JAバンクのマイカーローンは、18歳から申し込みできます。

高卒で働き始めた20歳以下の人でもローンを組めるので、仕事で車が必要な人におすすめです。

教育ローン
借入限度額 10~1,000万円以内
金利(JAなごや) 1.950~6.550%
資金使途 就学する子ども、兄弟または本人の教育に関する全ての資金(借入申込日から過去3か月以内にお支払済みの資金を含む)、および他金融機関・信販会社等の教育ローン、奨学金の借換資金
借入可能年齢 20~65歳未満
最終返還時年齢 72歳未満
借入条件 年収:200万円以上
勤続年数:1年以上

教育に関わる資金を借りたい人は、教育ローンの利用がおすすめです。

学費や入学金だけでなく、進学に合わせて1人暮らしをする際の初期費用としても利用できます。

利用できる幅が広いので、進学時にお金が不足する可能性がある人は、一度相談してみましょう。

進学する対象が借り入れする本人でも利用できるので、社会人として働いた後に進学を目指す人にも向いています。

リフォームローン
借入限度額 10~1,500万円以内
金利(JAなごや) 1.950~2.650%
資金使途 ①門、塀、車庫、物置
②宅地内の植樹、造園、シロアリ駆除
③システムキッチン、ユニットバス、システムタイプの洗面化粧台
④冷暖房設備、給排水施設、家具・照明器具などのインテリア
⑤マンションの外壁、給排水施設などの共用部分の修繕工事負担金
⑥再生可能エネルギー発電システム(太陽光発電システム等)。 ※建物の屋根に設置するもののほか、野立て設置のものを含む
⑦耐震改修工事費
⑧融雪設備機器の購入・設置工事費
⑨外壁の塗装、屋根の塗装・葺替え、雨樋の取替え
⑩その他住宅本体以外のもの
借入可能年齢 20~75歳未満
最終返還時年齢 80歳未満
借入条件 年収:なし
勤続年数:なし

住宅の購入ではなくリフォームを希望している人は、リフォームローンを利用しましょう。

リフォームローンは、住宅の新築や購入以外の目的であれば広く利用できます。

設備の購入費用としても使えるので、使い勝手がいいローンです。

リフォームが必要になりやすい70歳以上の高齢者でも利用できるのが大きな魅力。

80歳までに完済できれば、74歳まで借入可能です。

多目的ローン
借入限度額 10~500万円以内
金利(JAなごや) 6.250~6.950%
資金使途 見積書・注文書・契約書・領収書等によって資金使途が確認できる生活に必要な資金(借入申込から過去3か月以内にお支払済みの資金を含む)
または事業性資金。ただし、負債整理資金等は除く
借入可能年齢 20~75歳未満
最終返還時年齢 80歳未満
借入条件 年収:なし
勤続年数:なし

資金使途が決まっているなら、多目的ローンがおすすめです。

多目的ローンでは、借入時に借入金の使い道を申告します。

申告した目的として利用した証拠となる書類が提出できれば、自由な目的で借入可能です。

資金使途が先に決められており、カードローンより自由度が低いため、比較的低金利で借りられます。

冠婚葬祭や旅行といった、大きな出費を予定している人におすすめです。

フリーローン
借入限度額 10~500万円以内
金利(JAなごや) 7.100~10.200%
資金使途 生活に必要な一切の資金、および事業性資金
借入可能年齢 20~75歳未満
最終返還時年齢 80歳未満
借入条件 年収:なし
勤続年数:なし

フリーローンは多目的ローンと同じく、自由な目的で利用できるサービスです。

ただし、借入時に資金使途を申告する必要がなく、利用後も領収書や契約書の提出が求められません。

借り入れたお金は申告せず自由に使えるので、多目的ローンより自由度が高いと言えるでしょう。

まとまった出費が決まっているものの具体的でない場合は、フリーローンがおすすめです。

カードローン
借入限度額 10~500万円以内
金利(JAなごや) 6.925~9.325%
資金使途 生活に必要な一切の資金
借入可能年齢 20~70歳未満
最終返還時年齢 指定なし
借入条件 年収:なし
勤続年数:なし

カードローンは、JAバンクの融資サービスの中で最も自由度が高いサービスです。

審査で決められた限度額の範囲内なら、何度でも自由に借り入れできます。

借入金の使い道も申告しなくていいので、「買い物時に少しお金が足りない」「飲み会が重なって生活費がピンチ」といったタイミングで活躍します。

より自由なタイミングで借り入れしたい人におすすめです。

JAバンクは低金利で利用しやすい金融機関!独自のメリット3つ

JAバンクは、他の銀行と比べると特殊な金融機関であると紹介しました。

使い慣れていない人も多い中JAバンクでの借り入れが人気なのは、たくさんのメリットがあるからです。

ここからは、JAバンクでお金を借りるメリットを詳しくご紹介します。

他の金融機関と比べてどこが魅力なのか、しっかり知っておきましょう。

JAバンクでお金を借りるメリット

  • 低金利で利用できる
  • 保証人や担保なしで利用できる
  • コンビニATMで手数料がかからない

最大10.0%以上お得!JAバンクは他より低金利で借り入れできるのが大きなメリット

JAバンクでお金を借りる大きなメリットは、利用時の金利が低いことです。

JAバンクを含め金融機関から借り入れした場合、必ず利息を支払わなければなりません。

利息は、借り入れた金額と借入期間に対し、金利を元に算出されます。

金利が低いほど支払う利息が少なく済むので、よりお得に借り入れしたいなら低金利なカードローンを選ぶべきです。

JAバンクは他の金融機関よりも金利が低く、返済時の負担を大きく減らせます。

一例として、大手消費者金融や銀行のカードローンと、JAバンクのカードローンを比較してみましょう。

金融機関 金利(年率)
JAバンクカードローン 6.925~9.325%
※JAなごやの金利
アイフル 3.0%~18.0%
プロミス 4.5%~17.8%
三井住友カードのカードローン 1.5%~15.0%
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」 1.8%~14.6%

100万円以下の借り入れや初めての借り入れでは、上限金利が適用される場合が多いです。

上限金利を比較すると、JAバンクカードローンの金利は他の金融機関より低金利だと分かります。

実際、同じ条件で借り入れしたときに支払う利息を比較してみましょう。

3ヶ月間20万円借りた時の利息を比較します。

金融機関 金利 支払う利息
JAバンク 9.325% 約4,700円
アイフル 18.0% 約9,000円
三井住友カードのカードローン 15.0% 約7,500円

JAバンクとアイフル(消費者金融)の利息を比較すると、3ヶ月で4,300円も差が出ます。

実際は返済に3ヶ月以上かかる場合が多いので、支払う利息はもっと増えると考えてください。

より低金利で借り入れできるJAバンクは非常にお得なローンです。

ただし、JAバンクは同じローン商品でも店舗によって適用される金利が変わります。

一例として、各地域のカードローン金利を比較してみましょう。

地域 カードローンの金利
JAさっぽろ 11.000~13.400%
JA東京スマイル 4.300~12.000%
JAなごや 6.925~9.325%
JA京都市 9.300~11.700%
JA岡山 8.475~10.875%
JA宮崎中央 6.300~9.700%

自分が利用するJAの金利がどれくらいかは、Web上で確認できます。

申込前に必ず金利をチェックしておきましょう。

ただし、先程も説明した通り、自分が居住している地域のJAでしか申し込めません。

金利が低いからと言って、宮崎県以外に住んでいる人がJA宮崎中央のカードローンには申し込めないので注意してください。

JAバンクをよく利用している人は金利優遇サービスがある

JAバンクのカードローンを利用する際、金利が優遇される場合があります。

特にJAバンクをよく利用している人は、金利の優遇を受けやすい傾向です。

現在利用できる金利優遇の条件は以下の通りです。

条件 引き下げられる金利
JAバンクを給与振込に指定している、または新しく指定する -0.100%
JAバンクを公共料金の口座振替に指定している、または新しく指定する -0.100%
JAバンクに定期預金の契約がある、または新たに契約する -0.100%
JA住宅ローンを利用している -0.100%
JA住宅ローンをネットローンホームページから申し込みをした -0.100%
JAネットバンクを契約している -0.100%
組合員、または組合員の家族 -0.100%

※2022年4月14日現在

すべての条件をクリアできれば、最大で0.7%金利を下げられます。

決して難しくない条件ばかりなので、申込前に対応できるものは済ませておきましょう。

また、金利の優遇は利用できない時期があります。

金利優遇の有無はWebサイトから確認できるので、申込時に優遇がないかチェックしておくのをおすすめします。

JAバンクは保証人や担保なしで利用できるので周りに隠したい人にもおすすめ

JAバンクでの借り入れは、申込基準が厳しい代わりに保証人や担保が不要です。

保証人や担保を用意できない人でも気軽に申し込みできるのは嬉しいポイントです。

保証人が不要だと、借り入れしていると自分から話さない限り周りにバレにくいのも大きなメリット。

できるだけ周囲に迷惑をかけず、借り入れを隠したい人にも向いています。

コンビニATMを使った借り入れは手数料がかからない

JAバンクでは、コンビニATMを通して借り入れできるシステムが整っています。

キャッシングカードをATMに挿入し、希望の金額を入力するだけでOKです。

操作が手軽なだけでなく、ATM手数料が無料なのもメリットでしょう。

コンビニATMの借り入れで手数料が無料になる時間帯は以下の通りです。

平日:8:45~18:00
土曜日:9:00~14:00

平日・土日でも上記以外の時間と、日祝は手数料がかかるので注意してください。

ATMを利用した際の手数料が無料だと、余計な出費をせずサービスを利用できます。

手数料は110円ですが、積み重なると少しもったいなく感じる金額です。

JAバンク以外のATMでも無料で取引できるので、家の近くにJAがない人も便利に利用できます。

融資を急いでいる人は注意が必要!JAバンクでお金を借りるデメリット

JAバンクでの借り入れは、多くのメリットがあると分かりました。

しかし、一部気を付けなければならないデメリットもあります。

特に、融資を急いでいる人は注意が必要です。

気軽に申し込みをする前に、デメリットも必ずチェックしておきましょう。

JAバンクでお金を借りるデメリット

  • 融資まで時間がかかる
  • 手続きに来店が必要
  • これから准組合員になる人は出資が必要

申し込みから融資まで1~3週間ほどかかるため急いでいる人に向かない

JAバンクでの借り入れは、即日融資に対応していません。

申し込みから最短でも1週間ほどかかるため、数日中にお金が必要な人には向いていないので注意しましょう。

比較的審査が早い傾向のカードローンやフリーローンで1週間ほど。

高額融資になりやすい住宅ローン、マイカーローン、教育ローンでは3週間ほどかかります。

JAバンクで借り入れするなら、お金が必要なタイミングまでに余裕を持って申し込みましょう。

すぐにお金が必要な人は、即日融資できる消費者金融カードローンを利用してください。

Webから申し込めるJAネットローンも最終的に必ず来店しなければならない

JAバンクは、申し込みや契約の手続きを行う際に店頭窓口に行かなければなりません。

Webですべての手続きを完結させられないので、注意が必要です。

JAバンクは金融機関なので、平日の15時頃までしか対応してくれません。

平日に時間が取れない人は、申し込みや契約に時間がかかってしまいます。

JAバンクではネットから申し込める「JAネットローン」もありますが、最終的に必ず来店するシステムです。

手間がかかる分低金利で借りられますが、利便性を重視する人には向かないカードローンだと言えるでしょう。

店頭へ行くことなくお金を借りたいならWebで申し込みが完結するカードローンを選ぶのが最適です。

なるべく金利を抑えてWebで申し込みを完結させたい人は、ネット銀行である楽天銀行のカードローン、楽天銀行スーパーローンの審査を検討してみましょう。

これから准組合員になる人は借り入れ前に出費が必要

先程、JAバンクで借り入れするには組合員になる必要があると紹介しました。

現時点で准組合員になっている人はいいですが、これから准組合員になる人は必ず1,000円の出費が必要です。

お金を借りるために、一旦お金を払わなければなりません。

生活費に余裕がなく、1,000円の出費も避けたい人はJAバンク以外の金融機関を利用する方がいいでしょう。

他の金融機関は出資する必要がないので、余計な出費をせず借り入れできます。

実際にJAバンクでお金を借り入れる流れを紹介!Web完結型の申し込みではない

JAバンクでの借り入れは、すべての手続きをWebで終えられるWeb完結型の申し込みができません。

契約を完了させるためには来店が必要なので、申し込みの流れを頭に入れておくとスムーズです。

ここから、JAバンクで借り入れする際の流れを詳しくご紹介します。

1.JAバンクネットローンで仮申込を行う

住宅ローンと農業向けローン以外は、JAネットローンから申し込みできます。

まずはJAネットローンにアクセスし、希望するローンをタップしてください。

自分が住んでいる地域の郵便番号を入力すると、申し込みできるJAの店舗が表示されます。

「仮申込画面に進む」ボタンをタップして、同意書を確認してください。

同意書確認後、チェックボックスにチェックを入れて「同意して仮申込へ進む」をタップします。

必要事項を入力して、申し込みを完了させてください。

ネットでの仮申込は、入力開始から完了まで10分ほどで終わります。

2.JAバンクからの電話に対応する

申込後、JAバンクから確認の電話がかかってきます。

申込時に入力した自分の携帯電話宛にかかってくるので、他の人に借り入れがバレるリスクは低いでしょう。

電話ではローンへの申し込みが間違いでないかを確認されます。

申し込みが正しい旨を伝えて、聞かれた内容に答えてください。

主におおまかな年収や借り入れの理由を聞かれます。

嘘をつかず、正確な情報を伝えましょう。

3.審査が始まるので結果を待つ

電話で申し込みが確定すると、借り入れの審査が始まります。

審査は1~3週間ほどかかるので、連絡が来るまで待っていてください。

審査結果の連絡は電話で行われます。

審査が完了していてもJAバンクからの電話に出られないと、審査結果が分かりません。

平日仕事で電話に出にくい人は、タイミングを見計らってJAバンクの営業時間内に掛け直してください。

審査に通過した人は、契約のための来店日時を聞かれます。

都合のいい日を伝えて、契約の日時を決めてください。

4.来店して契約を行う

電話で取り決めた日時にJAバンクの店舗に行って、契約を行います。

本人確認書類や収入証明書は店頭で提出するので、必ず持参しましょう。

契約書の記入や書類の確認を含め、店頭での手続きは30分~1時間ほどかかります。

場合によっては1時間以上かかるので、できるだけ平日の昼間に2~3時間ほど空けておくのがおすすめです。

契約が完了したら、借入可能です。

その場で窓口を通して借りるか、必要なタイミングでコンビニATMを通して借り入れしましょう。

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ローン商品の契約では利息が発生する可能性があります。収入と支出のバランスをご一考のうえご利用ください。
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