リーダーシップへの舞台裏Vol.5 ~今を駆ける社長のインタビューシリーズ~
目次
理念は「ストレス減少、ハッピー増大」。
「幸せ多く売るメソッド」を伝授する、生命保険営業の師匠
広告代理店のマーケティングプランナーから、生命保険セールスへの転身という異色の経歴を武器に、世の中の幸せを増やし続ける五十田社長。そんな五十田社長のこれまでの歩みと、将来への展望を「おしどり通信」ならではの目線で深堀りします!
【プロフィール】
1962年3月 埼玉県生まれ、埼玉県在住。
1984年に慶応義塾大学を卒業後、広告代理店に入社。マーケティングプランナーとして、日産自動車、NEC、JT、富士重工、郵政省、NTT、NTTドコモなどを担当し、10年間勤務。
1995年、「筆で食えるようになろう(書家)」という思いからソニー生命に転職。マーケティングやプレゼンテーションのスキルを活かし、300週連続の契約を達成。その後、保険代理店として独立。
2007年、「癒しの飲み屋 三洞」の開店と同時に、株式会社三洞を立ち上げる。
同社の他、2つの会社の経営や執筆業、書家やギタリストなど、多方面で活躍中。
多くの人々の幸せを増やしてきた「12時間セミナー」の誕生秘話
林:さて、第5回目となる今回ご登場いただくのは、株式会社三洞の代表取締役、五十田三洞社長です!
実は、本紙『おしどり通信』の立案者であり命名者でもある三洞先生。私にとっては、弊社の事業を展開する様々なきっかけや気づき、学びをくださる大変貴重な存在でもありまして…いつも本当に本当に感謝しています。
本日のインタビューもよろしくお願いいたします!
それでは早速ですが、三洞先生の会社の概要と、事業内容についてお聞かせください。
五十田:はい、よろしくお願いします。 株式会社三洞は、もともと「癒しの飲み屋三洞」をオープンした時に作った会社なんですが、飲食サービス業の方は半ば趣味という感じになっていまして…今では生命保険セールス向けのセミナー及び教材販売の事業をメインに行っています。ちなみに、「癒しの飲み屋 三洞」をオープンしてから、なんと昨年の12月25日で 17周年を迎えました。でも、林ご夫妻とはそれ以前からのお付き合いですからね。
林:もう17周年にもなるんですね!!では、その17年前の話も、ぜひ聞かせてください!
株式会社三洞を立ち上げる以前は、ソニー生命で完全歩合制のセールスですよね。そこからどのような流れで起業することになったのでしょうか?
五十田:ソニー生命に勤めていた当時、僕はセールスの仕事以外にも色々なことをやりたくて、外部セミナーの講師や雑誌の執筆活動なんかも同時にやっていたんです。それが、副業禁止がうるさくなって来たんですね。
でも、当時のソニー生命には「在籍年数」「保有契約高」「継続率」「直近1年の売上」の4つの数字をクリアしていると、契約者を全部持って出られる(独立できる)制度があって。気が付いた時には、僕はその数字をすべてクリアしていたんですよ。だから、副業禁止をガタガタ言われるのも嫌だし、これは早く出ちゃった方がいいやと思って独立しました。それが2002年ですね。
独立後は、生命保険のセールスを続けながら、執筆活動や書家の活動にも力を入れましたね。
その後、2007年に「癒しの飲み屋 三洞」の開店と同時に株式会社三洞を立ち上げて、同店内を会場に生命保険セールス向けのセミナーを開催するようになりました。
林:なるほど、そうだったんですね。
三洞先生のセミナーと言えば、今では「12時間」や「16時間」など長時間ぶっ通しのスタイルが名物のようになっていますが、当初からこのスタイルだったのでしょうか?
五十田:いえ、当初は外部講師として、例えば「プレゼンテーションだけ」とか細切れのセミナーをやっていました。
ところが15年前ぐらいに、何人かの受講生から「トータルのセミナーをやってほしい」と言われて。それで試行錯誤を重ねて、13年前ぐらいから本格的に今のスタイルになりました。初回の価格設定は、なんと1人たったの5万円だったんですよ。今考えると、何とバカな金額設定だったと思います(笑)。
ちなみにそれまでに一番反響があったのは『三洞のハイパープレゼンテクニック』っていうセミナーでした。
林:それそれ!!私も、三洞先生のそのセミナー、受講したのを覚えていますよ!
株式会社三洞と未来会計法人メイキット株式会社との“融合”
林:ところで、そういったセミナーを本格的に開催するようになってからは、三洞先生自身が生命保険のセールスをすることはなくなったそうですね。セミナー開催に集中するようになったのは何かきっかけがあったのでしょうか?
五十田:僕のセミナーって、そんなに金のない状況で受講しに来る人がほとんどなんです。だからとにかくすぐに結果を出せるものにしなきゃならない。そう考えると、片手間でセミナーをやってはいけないな、と。
それに、時給換算したらそりゃあ生命保険を売ってる方が儲かるとは思うけれども、“楽しさ”で考えたら断然セミナーの方が楽しいんですよ。亜由美先生もご存知のように、セミナーやってると、自分のことを「先生!」って言って慕ってくれる人に囲まれるわけじゃないですか。それが楽しいんですよね。
今まで、他人と交わることの楽しさとか幸せとかを感じることがあまりなかった僕が、セミナーを始めてから、自分の周りに人がうろちょろしていることってなかなか幸せなことなんだって気が付いたんです。その典型が、亜由美先生と一緒にさせていただいている、あの「コンサル塾」ですよね。
林:そうなんですよね!もともと、三洞先生のセミナーを私が受講して、そこから何かでご一緒にできたらということで、三洞先生からお話をいただいて。そこから、同業者だけを集めた集合MASを行う「コンサル塾」が実現したんですよね。それが今年の1月でもう6周年ですよ!
やっぱり、同業者だけを集めるっていうところがすごくやりやすくて、しかも面白い!
それに、自分がやってきたことと、三洞先生がやっていらっしゃるセミナーに共通するところがたくさんあるということにまず驚きましたし、そのうえ融合することまでできたことは、本当に嬉しく思っています。
理念を体現するため、“運”をも味方につける!
林:ではここで、三洞先生の理念を改めて聞かせてもらえますか?
五十田:「世の中のストレスを減らし、その分、幸せの量を増やす。オレにはそれができる!」です。
林:三洞先生の理念、私は何度も聞いているのですが、本当に素晴らしいですよね!それに三洞先生って、まさにこの理念そのままに生きていらっしゃると思うんです! だからなのか、私の中では、三洞先生が経営に苦しむイメージがないんですよね。三洞先生、今までに苦しかったこととか、それを乗り越えた経験とか、ありますか?
五十田:ありますよ~。29年も生命保険のセールスをしていれば、そりゃぁ波がありますからね。実際、ソニー生命時代にはスランプが3回ぐらいあって。僕の場合は、毎週契約を必ず最低限1件は入れるって決めていたので、「やべぇ、どうしよう、今週の契約まだゼロじゃん」って必死になってやってた時もありましたから。それからもうひとつ、飲み屋を始めてから数年後、外部講師をやっていた頃にも大きな苦しみがありました。
その頃の僕、まだ12時間セミナーはやっていなかったんですが、実はとっても保険が売れていたんです(笑)。というのも、「生命保険の正しい見直し方」っていう著書が出版されて。ありがたいことに全国で2万冊売れたもんだから、「これは5年間遊べるな」と(笑)。それで本当に5年間、飲み屋の仕事ぐらいしかやらなかったんです。そうすると当然、お金は減る一方ですよね。そこで慌てて働いてもうまくいくはずがなく…5年も遊ぶと、リハビリに3年かかる、ということが分かってなかったんですよ。だから、3年間ぐらいは自転車操業でしたね(笑)。
それで、その苦しかった時期をどうやって乗り越えてきたかというと……「運」なんです(笑)。
運気が上がる言動を常に行っていると…
…もちろん真面目に学んで働いた上でのことですけど、運が巡って来るということを体感しています。
林:へぇ~、三洞先生にもご苦労があったんですね!しかも、それを乗り越える方法が“運”とは、何とも三洞先生らしい!
三洞先生らしいと言えば、私、以前は、三洞先生はスタッフを雇用せずにずっと一人でやっていかれるのかな、と勝手に思っていたんですが、今は素敵なスタッフさんが2人もいらっしゃいますよね。もしかして、スタッフを雇用することになったきっかけも“運”ですか?
五十田:そうなんですよ、あれも完全に “運”なんですよ。
1人目のノンちゃんは、実は僕の小学校の同級生の会社の社員で、昔からよく知ってたんです。それが、僕の弟の店の 10周年パーティーの時、弟の同級生がたまたまノンちゃんを連れて来ていて、その時にノンちゃんが職を探しているって言うから、僕はすかさず「だったらうちに来てよ」って(笑)。ほんの30秒ぐらいでとんとん拍子に採用が決まりましたね。
2人目のトモミちゃんは、僕の店に一人でお客さんで来たのが始まりで、それから月に1回ぐらい飲みに来てくれるようになって、起業の話もするようになって…そうしたらある時、「会社を辞めたから、起業の話を詳しく聞かせてほしい」って言うんですよ。だから僕はまたすかさず
「だったらうちに来て僕を見ていればよく分かるんじゃない?」って(笑)。本当にラッキーですよね、僕は(笑)。
林:お2人とも可愛いし、お仕事も完璧だし、素晴らしい方たちですもんね!
それを“運”で獲得してしまうとは…本当に、三洞先生ならではのエピソードですよ(笑)。
世の中の幸せを、もっともっと増やすために―――
林:では、そんなスタッフさんたちと、これからどんな会社にしていきたいと考えていらっしゃいますか?また、将来の夢も聞かせてください!
五十田:亜由美先生はご存知のように、ここのところ会社の売上としてはもう伸びてないんです。もちろんこのままでいいとは思っていないんだけれども、かといって、これからものすごくたくさんの資産を築くぞ!っていうのともまた違うと思っていて。
でも、まだまだ若いトモミちゃんの年収だけは、彼女が友達に羨ましがられるぐらいにしてあげたい、っていうのは決めているんです。
僕の会社にいてくれる人には、周りから羨ましがられてもらわないと気が済まないんですよね、僕は。
林:へぇ~、会社の未来を考える時に、スタッフの年収を目標にするって素敵ですね!
五十田:それと、もうひとつ。受講生が立ち上げた会社とのJVをやりたいですね。具体的に言うと、受講生がアイデアを出して、僕がそれをきちんとプラン構築してビジネスにするんです。それこそ共同経営のような形で。アイデアややるべきことは分かっていても、そこからビジネス化するとなると、どれだけしっかりしたプラン構築ができるかが重要になりますからね。
林:それ、楽しそうですね!受講生にはセンスの良い人たくさんいますし、愉快な仲間ばかりですから(笑)。
ということで、今回のインタビューもあっという間に終わりの時間となってしまいましたね。
三洞先生とは普段から一緒にいる時間が長いせいか、改めてインタビューをするとなると、何を聞いたら面白くなるのか分からなくなるという(笑)、今までにない不思議な感覚でした!
こんな私ですが、三洞先生にはとても感謝していて、これからもぜひ末永く一緒にお仕事させていただきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします!!本日は、本当にありがとうございました!
五十田:こちらこそありがとうございました。今後ともよろしくお願いします!
三洞先生のスタッフのみなさんも家族のように和気藹々!これも先生の運気の上がる行動と運が巡っているという現れですよね~。スタッフの収入についても「たくさん渡す!」と決めて取り組む姿は、まさに「カッコいい父さん」そのものです・笑。先生は書家でもあり、ギターの腕もプロ並み!その他いろんな趣味も持っておられて、「三洞流、日々のあり方」がうかがえます。そんな三洞先生の新たな目標である「愉快な受講生とのさらなる JV」、これからどんな展開になるのか、そばで見ている私も非常に楽しみです!
会社概要
【会社名】株式会社 三洞
他、癒しの飲み屋「三洞」、株式会社アイ・ポート埼玉 代表取締役、有限会社二葉 取締役、フライング・オーストリッチ株式会社 取締役
【事業内容】セミナー講師・癒しの飲み屋「三洞」店主・経営支援・起業支援
【所在地】〒330-0854 埼玉県さいたま市大宮区桜木町2-164 イワセビル1F
(TEl)048-871-5178
【HP】https://oto-san.com/motojigoku/
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