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経理は、楽しい?経理が楽しくなる心構え!
目次
こんにちは!埼玉県川越市の税理士法人サム・ライズの大字結衣です!
インターネットで「経理 イメージ」で検索をすると「冷たい・細かい・難しい・・・」などネガティブな言葉が・・・。みなさんの経理のイメージはどうでしょうか?
私は、税理士事務所でいろいろな会社の経理の仕事の一部を行っていて、とっても楽しいと思っています!
そこで、今回は、経理の心構えについてお話したいと思います。
経理業務のイメージがネガティブな理由
情報を話せない…。冷たい??
経理は、主に会社の経営状況の資料を作成するために、お金の流れを把握し、帳簿をつける仕事です。
会社の大切な情報を扱うことになるため、情報の管理は、慎重に行わなくてはなりません。
たとえ、同じ会社の人であっても、話せないことがたくさんあります。
聞かれても答えられない…それが冷たく感じてしまうのかもしれません。
もう1つは、経費削減のため経費のチェックが厳しく感じてしまい、冷たいと思われてしまう要因のひとつかもしれません。
経費のチェック・・・。細かい??
お金の流れを正確に把握しなければならないため、経費のチェックは必須です。
そのため、疑問をもったら経費をつかった社員に聞かなくてはなりません。
また、経費と認められない場合もあるので、その旨を説明しなければなりません。
社員の中には、「そんな細かいこと言って~」とか「現場のことわかってないな~」とか思われるかもしれませんが、このチェックをきちんとしないと税務署からチェックされ、お金の面でも、信用の面でも損失を出すことになりかねないのです。
また、会計データの入力は、間違えられないので、細かいと思われているかもしれせん。
会計の専門知識が必要・・・。難しそう??
帳簿の作成や読み取りは、簿記の知識が必要になります。
必ず資格を取得しなければならないということはありませんが、専門知識が必要になるので、難しい印象をもたれているようです。
ネガティブなイメージをポジティブな心構えへ
「冷たい」→積極的なコミュニケーションで
経理の大切な心構えの1つに「コミュニケーション」があります。
情報を口外できないため、コミュニケーションは不要と思われがちですが、このコミュニケーションが大事なのです。
経営状況や経営方針などは、経理からは社員の方へ話すことはできませんが、経理として社外の方とのつながりがあると思います。
社外の方とのコミュニケーションの中から必要な情報を社員へ提供することはできます。
また、社員の方とのコミュニケーションの中から社内の動きを察知することで、経理業務の準備ができ、お互いに円滑に仕事を進めることができます。
また、お金の間違いなど、あってはならないのですが・・・あったとして、お客様からクレームがくることもあります。
会社の間違いだとしても、お客様の間違いだったとしても普段から積極的なコミュニケーションをとっていれば、問題が大きくならず、スムーズに解決に導けます。
「細かい」→仕組み化と平等主義で
経理は、細かくチェックして不正を暴く・・・というイメージもあるようです。
確かに、お金の面で不正があれば指摘することにはなりますが、その前に食い止める仕組みを作ることができるのも経理ならではだと思います。
経理として細かいと思われることは、いいことです。
ちゃんとチェックできているということですから。
ネガティブなことではありません。(細かいと思われて敬遠されるのは嫌ですが…)
心構えとして大切なのは、「平等」に対応するということです。
「この人はOKであの人はNG」ということがあると、「自分には細かい」などと細かいイメージが膨張してしまいます。
そういうことを防ぐためにも仕組み化をしていくとよいと思います。
「難しい」→疑問を聞いて解決で
どんな仕事も最初は難しいと思うのですが・・・。
経理は、特に難しいと思われがちのようです。
安心してください。
経理には、なんといっても税理士・会計士という強い味方がいます!
わからないことは、聞く!聞く!聞く!
そうすることで知識が増えて、スキルもアップします。
経理は、一定のルールの中での作業なので、ルールがわからなければ調べる、プロに聞くことが大事です。
疑問を持つことはとても大切なので、疑問を流さずひとつひとつ解決していくと難しいと思っていたことも力になっていきます。
大切な力(心構え)
正確力
「1円もミスが許されない」といえば厳しいと感じる人もいるかもしれませんが、ルールに沿って、ありのままを記録するということです。
まずは、そのためにルールを明確にしてみましょう。
そしてなるべく時間をかけず、正確に処理をする方法を考えてみるものよいでしょう。
例えば、エクセルで管理をしているのであれば、検算の計算式を追加する・会計ソフトであれば、間違いをチェックする機能はないか探してみるなど正確に処理をする工夫を考えることも大切です。
管理力
経理は、お金・経営状況・個人情報を扱うので、情報の管理は大切です。
席を離れるときは、書類を鍵のかかるところへ置き、PCもロックをかけるなどの対応が必要です。
コロナや働き方改革でテレワークが推進されていますが、テレワーク時も、仕事をする場所やPCの管理にも十分に気をつける必要があります。
検証力
上記で正確力を述べましたが、努力しても間違えてしまうこともあります。
間違いの影響を最小限にするには、検証力も大切です。
また、誰がみてもチェックができるようにすることも大切です。
そのために、帳簿や会計ソフトには、内容をわかるように記載する、検証したい書類がすぐでるように書類の整理をしておくことが必要です。
毎月同じ作業の繰り返しですが、その中で、「今月は、交際費が多い??」、「売上が上がっているのに、利益が少ない?」など疑問を持ち、検証をする力も大切です。
効率力
処理は、「正確に」がモットーですが、時間がかかってはいけません。
また、正確な処理をするために社員の方に時間のかかる作業をお願いするのもよくありません。
効率的に正確に処理をするにはどうしたらいいかを考えるのも経理の必要な心構えです。
そのためにできることのひとつに、書類の整理と業務の把握(スケジュール管理)があります。
書類の整理については「経理書類の整理術!書類をすっきりさせたら、業務がスイスイ進む!」を参照してみてください。
スケジュール管理は、いつどんな処理をするかを明確にしておくことです。
決算申告の期日は決まっています。
月次を締めるのにどのような準備をいつごろすればよいかなど把握することが効率化につながります。
さいごに
経理は、「パズルと謎解き」だと思います。
会社のお金の流れをパズルのように帳簿に当てはめていき、財務諸表を作成する。
そして過去と現在・そのほか情報を整理して、会社の未来の謎を解く。(笑)
私は、パズルが完成したとき、とてもやりがいと楽しさを感じます!
そのために上記に述べた力(心構え)が大切になります。
楽しみながら力をアップして、その力を発揮してもらえると嬉しいです!
簿記や会計の知識もパズルを完成させるため必然的に必要になるので、難しく考えなくても身についていくと思います。
謎解きもたくさんの情報を得て、整理して解きますよね。
会社の環境・経営状態がよくなるよう、たくさんの情報を得て、謎解きのごとくよい方向へ導くことができたら楽しいと思います!
税理士法人サム・ライズ
代表税理士。
大原簿記学校法人税税法課専任講師を得て平成5年12月税理士試験合格、平成8年1月林税理士事務所を開業、平成16年12月税理士法人サム・ライズを設立。
税理士法人サム・ライズは、税理士顧問・創業支援・相続税・資金調達・無申告・税務調査立ち合い・クラウド会計・社会福祉法人など数多くのサービスで中小企業の皆様をサポートいたします。
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